玉鳳隊と飛信隊で岳嬰軍にぶつかる作戦がどうやら裏目に出るようだが、 李牧が言う亜光軍の弱点とは何だろうか
僕が思いつくのは、岳嬰の「前攻に特化した軍か」と言っていた言葉の通り、前の攻撃には恐ろしく亜光軍は強さを発揮するのだが、横からの攻撃や小細工には弱いということではないだろうか。
左翼での初戦の時に岳嬰軍を圧倒していたが、馬南慈に主攻3千、助攻7千で脇腹に強烈な横の攻撃を加えられた時にかなり軍が崩れだしている。
王賁のとっさの機転でなんとか凌いだものの、もし王賁が来てなければ亜光将軍はかなり危ない状態だったのではないだろうか。
僕が思うもう一つは、王賁が「上からの総監する者がいない故 個別撃破されやすい」という点だ。
趙軍の岳嬰、 趙峩龍、尭雲、馬南慈 「この四将には上下関係がないのでどれを討っても総崩れに繋がらないんだ」と河了貂が言っている 。
これは逆に言えば、亜光軍は亜光将軍という絶対的な存在があり、上下関係もはっきりしているので、麻鉱軍のように亜光将軍さえ討ちとってしまえば総崩れしやすいということではないだろうか。
一方、鄴を囲っている桓騎軍の周りの趙軍と李牧軍は兵糧が尽きるまで動かない作戦に出たようだが、これはある意味チャンスではないだろうか。
僕は楊端和のところに桓騎軍が軍を分けて援軍に行き突如、犬戎と橑陽軍の前に現れて左翼か右翼の横腹を突くのではないかと思っていたのだけれども
桓騎軍 超軍に囲まれているようなので一点突破しようとしても、他の趙軍がそれに気づいて背後から攻められ挟み撃ちされてしまうので、援軍に向かうのは無理だと思った。
摩論の残り1日になったら退却の言葉に対して笑みを浮かべて自信ありげに「マジでそうなったらな」と桓騎はまるでそうはならないという表情だが今後の展開はどうなるのだろうか。
僕の妄想だがひとつ思いつくのは、王翦軍は桓騎軍のように囲まれているわけではないので背後には趙軍はおらず楊端和軍のところに援軍に行こうと思えば行ける。
朱海平原から 楊端和が戦っている 橑陽まで三百里
あまり詳しくないので間違っているかもしれないが、三百里を今のキロに直すと120~130キロくらいだろうか。
馬で向かうのにどれぐらいかかるのかわからないが、人間が走る42.195キロが二時間半ぐらいだとしてその3倍
馬なら3、4時間で着ける? 日没までには現地につけるのではないだろうか。
王翦率いる中央軍の兵力58000
僕は前から思っていることがあって、戦国時代でもなんでもそうだが、兵力10万とか20万とか必ずと言っていいほど数字が出てくるがあれをどうやって昔の人は数えたのだろうかということだ。
今のように機械も無い時代、機械があったとしても万を超える人を正確に測れるはずがないと思っているのだが、いま利牧軍は兵糧が尽きるのを待って動こうとしない、動こうとしないということは
高い山があるわけでもない朱海平原の地で、前にいる王翦軍は容易に確認できたとしても後ろにいる王翦軍は目視できないのではないだろうか。
王翦軍は58000居るように見せれる。
李牧軍が動かない分、王翦は軍を動かしやすくなったということで、僕はひょっとしたら橑陽に 中央軍の何万かを送り込むのではないだろうかと思っている。
そして何やら鍵を握っているであろうエンポじぃの色々パターンをこの前から並べているが、エンポじぃは伝令に向かったということはないだろうか?