バナンジのオウホン狙いと思っていたら見事に外して、懲りもせずに今度は亜光のピンチはアカキンが助けに来るだろうと予想したが今回の559話「右翼の行方」は的中した。ホッとした。
僕は先週のバナンジとギョウウンが矛をアコウに振りかざす展開からアカキンが二人の矛を止めると思っていた。
でなければ、両方からの矛の攻撃を受け止められないだろうと思っていたのだけど
アコウがおそらく自ら矛に寄っていったと思うのだが、ギョウウンの矛を兜で受け止め て、自らの矛でバナンジの攻撃も防いで、描写を見る限り一太刀喰らわしている。
カブトで歩行を受け止めた段階で白目になっているので、おそらくアコウはここで気を失った状態で無意識、本能で二人を相手にしているのではないだろうか。
ヘタに意識があるより無意識で 本能的に動いた時の人間の方が強いのが相場といものではないだろうか。
ほぼ互角であろうバナンジと自分より格上かもしれないギョウウンを相手に決死の反攻し善戦している。
赤光将軍は強かった。漢だった!
この展開を僕は見て「ああ~またハズれたわ」と思っていたのだけどページを読み進めアカキンが出てきたときキターーーーと思った。
まるで買った馬券の馬が最後の直線で大外から上がってきたときと同じ感覚だった。熱かった。暑かった。
アコウが死なないのは先週の最後の描写をみてなんとなくわかったのだけど、距離からして「オウホンは間に合わないだろう」と思っていた。
まさかワープしてくることはないだろうと思い「ならばアカキン来るだろう」と思っていた。
だがオウホンが助けに来るのは想像もしなかった。
そのアカキン、アコウの絶体絶命のピンチにまずギョウウンに向かって手裏剣を投げて攻撃を防ぎ
続くバナンジの攻撃も矛を持つ腕を狙い、手裏剣を投げ左腕の 「おねいさん指」に的中させて矛の軌道をズラしている。
アコウの馬が犠牲になってしまったが アカキンの朱花(馬)の見事なナナメ走りでギャギャギャとアコウを正に危機一髪のところで救出した。
まさに王賁ピンチの時もそうだったがアカキンの「ここが戦局を大きく変えるであろうという場所」での思い切りのいい瞬時の判断力と見事なまでの精度をほこった手裏剣の的中率あっての今回のアコウの救出劇だったのでないだろうか。
おっと! もうひと馬忘れていた素晴らしい走りを見せてくれた朱花
彼、彼女?の活躍がなければ今回の救出劇は成し遂げられなかったであろう
亜花錦の花をとって朱花なのだろうか アコウの親戚の方ですか アコウはおじさん?父上?なの?
だがアカキンが言うように「だが喜ぶのはそうそうだ側近方 こいつらが黙って逃がしてくれるはずがない」
まさに脱出がまだ成功したわけではない!
このピンチにアカキンはオウホンが来るまでどうやって凌ぐだろうか?
アコウのように白目をむきながら、アカキンは武神のごとく強く二人の攻撃を受け止め互角に戦う展開?そてはないのでないかと思っている。
アカキンは武力というよりも悪童の名前にふさわしく「いたずらっ子」がするような変則計、変化型、特殊型の攻撃が得意な武将ではないかと思っているのだけど
バナンジとギュウウンを相手に 戦うとしたら真っ向勝負で戦うよりもアカキンは得意の手裏剣で二人の武将の馬を狙って機動力を断つのではないかと僕は予想している。
将を射んと欲すればまず馬を射よ
敵の大将を屈服させるには、まずその大将が乗っている馬を射れば良いということから転じて、目的を達成するためには、まず周辺から片付けていくのが成功への早道だという意味。
将軍二人、もしくは片方でも馬からおろすことができれば若君が来るまでかなりの時間稼ぎにはなるのではないだろうか。
そしてオウホンが到着したら二対二の戦いに持ち込める。
今回のアカキンの行動こそ今後の秦軍の流れを大きく変える瞬間だったのではないだろうか。
まだ戦線離脱したかわからないアコウもバナンジ、ギョウウンの猛攻の参戦知る可能性も残っていると思う。
がんばれ 悪童 異端の千人将軍 亜花錦‼
来週の将軍二人を見事に出し抜く活躍、展開をぼくは期待している。