深界二層でレグが火葬砲でナキカバネを倒したとき起きたレグに対して短窟家やそれを食べる原生生物との生命の営みを語っているとき、ぼくは12才の子供がこんなこと考えるものなのかと感心した。
孤児院にいれば毎日、暖かい料理が食べられるのに「奈落の底をみたい」「お母さんに会いたい」という憧れを止められずに冒険に出て、自らを襲ってきたヒトも食べているナキカバネを拒むことなく逆に「う〜〜んそうだねぇ」と食べてしまうリコのたくましさは新たなマンガの視点をぼくに与えれくれた。
巷ではラーメンが大好きで毎日、どこかに行って食べるにとどまらずハシゴまでする女子高生がいるらしいが一体どこからお金が出てくるのかは知らないが東北まで旅に出てまでラーメンを食べるその冷めないようにぃ~の情熱も素晴らしいことで思わずラーメンを食べたくもなるがぼくはリコ石焼きを笑顔で食べる冒険大好きリコさんもなんだかいいなぁと思ってしまう。
それはなぜか、ラーメンを食べに行くことはお金があればすぐできるがリコさんのようになにかを目指しながら自給自足をすることはやろうと思ってもなかなか出来ないことだと思うからだ。もっと言えばお金を出して与えられる側の消費者より自ら何かを作り出し与える側のほうが感覚としてすごいことを知っているからなのかもしれない
また巷では女子高生達がアルバイトで貯めたお金でキャンプ道具を買い山に車やバイクでキャンプをして夜明けを見て感動する。
過酷なイメージのキャンプとは違いレジャーの要素を取り入れてさらにゆ〜るいキャンプなるものがあるらしいがそれはそれで結構なことなのだがやはりキャンプとは過酷が付き物なのだ。
上にあげた女子高校も若干12才のリコさんを見習ってほしいものだ。
いま答えが見つかるなら全部失くしてもいい
この決意がすばらしい! そこまでのものを人生で見つけたリコさんは幸せ者だ。
ちなみに講釈を垂れているがぼくはキャンプを一度もしたことはない。高尾山位は登ってみたいなと思うが今のところその予定はない、 さらにラーメンと定食どちらをと言われれば定食を9割近く選んでしまうが今季は2つのアニメはともにみて・・・
さて、リコの目指す奈落の底の旅の道中におけるキャンプはゆるいキャンプそれとは一線を画すもの言うなればきついキャンプこと きつキャンなのだ。
このリコさんのきつキャンでぼくが疑問に思っているのはリコさんはいままで一層から五層までの各層の呪いをコンプリートしているのか?
それといまいる六層とこれから辿り着くであろう七層の呪いもすべて受けてコンプリートしてしまうのだろうかということだ。
まず一層、これはジルオがリコに「初めての探窟で盛大にのたうち回ったのを忘れたのか?」と言っているので一層呪いは受けている。
続く二層はナキカバネに巣に運ばれる中の上昇負荷より受けている。
問題は三層ここで意見が分かれるのではないかと思っているもしかしたら小中学生の中にはこんなやり取りをしてるかもしれない。
(`・ω・´)ノ 三層の呪いを受けたのはアニオリだろ!原作では受けてないからな!
(`Д´)ノ はあ〜なに言ってんの?四層の上昇不可の時にレグが幻覚が併発している三層が近いせいかて言ってただろお前のズボンの中はまだブリーフだろこのブリーフ野郎!
(o・`Д´・o)はあーブリーフじゃねーしこの前トランクス買ってきたしーいま入ってるから、三層の併発なら確定じゃねだろ!
(# ゚Д゚)つ お前、ボンドルドが呪い針をリコに撃った時に三層の負荷分の呪いて言ってただろ! トランクス買ったのかよお前も大人の仲間入りだな!
「おやおや奈落の次世代を切り開く子供達は悪態もユニークですね」とこのようなやりとりがもしかしたら行われているのかもしれないがぼくは三層の呪いもリコは受けていると思っている。
きっとこれを読んでくれている人の中にも
俺もわたしもウチもあたいもそう思うという人もいることだろう。
続く五層は階段を登っているときにキッチリ呪いを受けている。
アニオリでマドカジャクに火葬砲を撃ったレグを運ぶときに確かリコは三層の呪いを受けてオーゼンやマルルクの幻覚、そしてライザと一緒にオースの幻覚を見たと記憶しているのだけど
あれは今後の六層と七層で呪いを受けコンプリートするための確実な証拠として原作でははっきりと描かなかった三層の呪いのを後付けでアニオリで描いたというのはぼくの考えすぎだろうか。
ぼくは六層と七層の呪いをリコはコンプリートするのではないかと思っている。
オースに帰ってナットやシーギーと再会するのだろうか
作者の「なぜ大穴は理不尽がいっぱいなのか」の中の発言や影響を受けたという「神々の山峰」読んでみてそうはならいのではないかとぼくは思っている。