オイラはナナチだ
おまえらか言うところの成れ果てだよ
と言って登場するかわいいナナチ
ナナチの作るナナチ飯も成れ果てに負けないくらい味、形とともにすご〜くまずそうなのだがボンドルドがもし奈落シチュを食べたらかわいいナナチにこう言うと思う。
ブレないボンドルドに対して、奈落シチュを用いてもネガティヴな言葉を言わせることはできないのだぁー
料理が下手なのはわかるがなぜ、味覚までまともでないのか❓
ここでナナチがレグに出した奈落シチュのレシピ
ガンキマス(大き目)・・・1匹
黄色い光る草・・・ひとたば
オニツチバシの卵・・・1個
ギンコン・・・1個
塩・・・適量
水・・・ガンキマスと同じ重さの量
これが奈落シチュの材料なのだけれども、作り方の初手のほうですでに間違っているようだ。
ガンキマスをそのまま鍋に入れて、ナナチ特製つぶし棒でつぶしていく、これでは魚のエラと内臓も一緒に鍋の中で潰して煮込むことになりこの初手ですでにマズい料理が出来上がることが容易に想像できてしまう。
このあと水と卵を入れて、黄色く光る草をよくつぶして粘りけを出して火を止めてから草を加えてよくかきまぜることによって、さらに分泌物感をより高めてしまうようだ。
料理の中で、魚をさばくのは難易度の高い技術が必要であり、料理の初心者がいきなり手を出していけないジャンルになると思うのだが
ナナチはリコの左腕を治療するとき、血管や肉を縫えてしまうほどの医療技術の持ち主だ。
ナナチは、神経を縫うのは苦手と自ら言っている。逆に言えば解剖のほうが得意だということになるのではないだろうか
いくつものカートリッジを作る中で自然に解剖の腕が上がり、逆に人間の内部を治療する医療技術も修得してしまったのだろう
ナナチはすでに魚をさばく技術は持っていると言えるないのは料理の知識だけだ。
その証拠に、病みあがりのリコがナナチの料理にケチをつけて、ナデナデしながらナナチを指導して作った料理はとても美味しかったようだ。
ナナチの腕とリコの知識が融合した瞬間だ。
リコにおいしかった❓と聞かれて
んなぁつ
ま・・・まあ・・・まあまあだな❗️
と正直においしいと言えないナナチ。このあとも、レグとリコに素晴らしい光景と言われながらうまい物を食べたとき、幸せな表情を見せて2人をほっこりさせ顔を赤らめて恥ずかしるナナチはかわいいですね。
ナナチの味覚はなぜ、まともではないのか❓
料理がヘタなのは知識がないからなのはわかる。ぼくのような料理をあまりしない人間でもクックパッドを見て調理すれば食べられるものをおそらく作ることができるだろう
ナナチも同じで、奈落文字で書かれた食材として利用できるガイド本、料理のレシピ本があれば調理の技術はあるのでおいしい料理が作れるはずなのだが⁉️
ナナチは味覚自体が、分泌物の味がするほどマズい奈落シチュを食べても平気な味覚をしている。
「おまえもやっとけ」と言われ食べたレグが普段からこれを・・・❓とびっくりするほどマズい奈落シチュを普段から食べている。
もっとも、レグが作ったレグ焼きも自らが排泄物の臭いが口いっぱいと言うほどマズくナナチに「オイラの作ったのよりおいしくねぇ」と言われたあげく果てに
うははは
なあおい
度し難いって言ってみろよ
とバカにされ喜ばれてしまうほどマズい料理を作ってしまう度し難いレグ
ロボットのレグはおいといてナナチ
ナナチはセレニの地で孤児というか、乞食をしていてゴミの中の食べ物しか食べたことがない子だったのだろう
本人が奈落文字ばかりで読めなくて捨てた本を拾って見て眺めていたら自然と奈落文字の読むコツをわかるようになり、次から次へと奈落文字を読めるようになった。
ボンドルドに、アビスに連れてこられたときもオースの街で、おいしい料理を食べさせてもらえずに深界五層まで連れて来られたのかもしれない
アビスの底に連れて行く前に、せめてこれから自分の実験の運用する子供達においしい料理を振る舞おうとする気持ちがないのは、きっとボンドルドは仮面を被っているのでめんどくさかった。
もしくは、仮面の中の顔を子供達に見せるのは泣かれて逃げられる恐れがあったため非常にマズい状況になるのでオースの町では食べさせなかった。目だけでも瞳が三つあるくらいなのだから!
あとオースの街の住人にたくさんの数の子供を海外から連れて来たことを気付かれたくはなかったのかもしれない
現に部外者❓の短窟家に子供達のことを指摘されたときも隠そうとしている。
今更どうしたのです
黒笛の五層立ち入りを進言したのもこのためですよ
アビス探究のためなら人道も外れることさえ厭わないブレない紳士的外道ボンドルド
ナナチは五層でも壁味しかしない固形食を、さんざん食べさせれていたのだと思う。
リコが五層で目を輝かせ、四層より深く潜るための完全な栄養食、行動食四号を初めて食べて壁の味がすると言ったときもナナチは
んなぁ❗️
あの固形食じゃねーか
オイラはいらね
とそっぽを向くくらいなのだから、相当な期間食べていたのだろうと推測できる。
行動食四号を食べるくらいならまだ自分が作った奈落シチュのほうがマシだと思っているようだ。
きっと壁味の行動食四号には、味の他にも嫌な思い出がたくさんつまっておりトラウマになっているのかもしれない
つまり、ナナチ本人がおいしい料理を食べたことないと言っているように自ら生み出した奈落シチュ以上の物を食べたことがなく、それが自分にとって1番うまいメシだったということなのではないだろうか❓
だから奈落シチュのようなまずいモノを平気で食べれた。
これは、現実の世界でも日本にいるとわかりづらいが、海外の貧しい国の子供達を日本に連れてきて、数々の日本料理を食べさせたらナナチのような驚きと感動の表情をすると思う。
人間は自分の経験した幅の中でしか判断出来ない
以前、テレビでアフリカの田舎の集落の人達を東京に連れて来て、東京タワーから街を見下ろしたアフリカ人の人達は言葉が出ない驚きの表情をしていた。
これは、ぼくも初めて東京に来たときに経験している感情でもあるし、誰にでもジャンルは違えど経験してきたことではないだろうか
アニメは特に日本は恵まれている。海外のアニメなどクソつまらないという想像しかない
外国人に日本のアニメは人気が高いのはそのためだろうと思っている。
ナナチは料理をリコから熱心に教わっている。
その理由は、アビスで味のしない固形食しか食べたことがないミーティにもしもう一度会えたときのためにミーティにおいしい料理を食べさせてあげたいと心の中で思ったからだ。
ナナチは実際に会えると思っていないと言うナナチに対してリコが言った言葉
アビスの呪いがある理由も
成れ果てや遺物の秘密もきっとわかるはずよ
きっと❗️奈落の底に答えがある❗️
この言葉からぼくは、ミーティが元の人間に戻る瞬間が来るフラグが立っていると思っている。
そして、ナナチがミーティに奈落シチュ❗️ もとい おいしいナナチ飯を食べてもらうときがくるのでないかと想像している。
奈落の信仰で、言い伝えれているようにナナチがミーティと、もう一度と願っていればいずれ形を変えて実現するときがくるはずだ。
もっとも、2人がそのまま生きて生活を共にすること出来ないのかもしれないがきっとナナチの願いが届きミーティは元の人間の姿に戻れるはずだ❗️と思っている。