初めて生のB'zを見た97年のライブの日、オレンジのコートのように長いシャツと黒ズボンをつけていた稲葉がうろ覚えだけど
自分を抱きしめるような感じで両手を組み歌っていたのが「SNOW」だったような気がする。
ミュージックステーションで傷心のときにドライアイスでカメラマンがコケてこけてそのあと稲葉もすべて転んだときのことを思い出す。
「SNOW」歌をイメージしてドライアイスを使ったからこそのハプニングだったように思える。
雪は雪国のイメージが強いのでクリスマスのような賑やかなイメージより静けさの中のイメージのほうがぼくにはシックリくる。
深夜、雪がどれくらい積もったか窓から積もった舗道の雪を見たときの誰もいない静かな夜のイメージだ。
SNOWの詩を考察してみる。
寒くて暗い夜の部屋に男がひとりタバコの灯りを見つめながら眠れぬ夜に想いにふけている情景が思い浮かぶ。
いままでずっと一緒にいた君がいなくなり、1人になったことのない男はいまの自分が、これからどこまで孤独に耐え慣れていける強さあるのかがわからないという不安や悲しみ、後悔に苛まれる夜のイメージ
主人公は自分が偽りばかりで日々暮らしていたと認識しながら、あの時はなぜ、うそをつかなったのだろうと自問自答しているように感じる。
ただ舞っている雪は言葉のような音ない、言葉を手紙にして届けることもできない
誰もノックしない部屋には、やはり音はなく部屋には何もない、主人公は静かな部屋で1人、息を潜めている情景が思い浮かぶ
まさに詩の中風景は、フレンズのジャケット写真で闇の中で座っている稲葉がいる部屋のような感じではないだろうか。
すべて息を潜める部屋の中でノックする人はもういないと思っている主人公は、君とのことを思い出すときには逆にドアを閉めることができた。
いまは誰かがドアをノックしてくれることを望み、過去を思い出すときにはドアを閉めることができた。
ドアというドアを閉められたときの思い出は、君との喜びも悲しみもすべて思い出を誰にも邪魔してほしくないと思い、そのときは音さえもいらないだからドアを閉めれた。
ドノックで音のない寂しさ、ドアで周りの雑音もいらない音もない世界を表現しているように思えた。
「壊してしまいたい」とはそのあとに続く「手放した鳥は二度と帰ってこない」とあるので君を壊してしまいたいのではなく、日常を壊してしまいたいという衝動かられた気持ちことではないかとぼくは思っている。
踊る雪を見て主人公はやまないでと思った。雨でもそうだけど悲しいときは不思議なものでやまないでと思う。
雪や雨には悲し感情がよく似合うと思う。
真夏の太陽を題材にした悲しい歌などあるのだろうか❓
雪にいまの自分の君を手放した後悔からくる溜息を自分の代わり雪に優しく吸いこんでこの世にある悲しみを深く埋めて君を忘れられるくらいに雪よつもれといた感じだろうか。
B'zの中で唯一のほぼフルセット、裏声の曲がSNOW
裏声ではない「踊れ 雪よ やまないで」の部分は心の叫びのように歌っているのでSNO
Wをカラオケで歌うときはそうしているぼくでした。