ぼくは94年からB'zのファンなのだけれど94年といえば「暗黒時代」と言われた年だ。
まだ10代の頃で情報も少なく「暗黒時代」とメンバーが言っていたのをずいぶん後で知ったのだけれどこの当時それまでのステップを踏んで踊ってアイドル的な目で女性ファンから見られていたB'zの2人が本来やりたかったロックの方向に舵を取った時代、デジタルからアナログ、ギターへの回帰とでもいうのだろうか。
それまでは女性ファンが多かったB'zが「The 7th Blues」で稲葉の容姿も髪は長くなり孤独感が出ているハードロックに変貌してしまい女性ファンが去っていたと聞く
「去るファンあれば来るファンあり」でぼくはこの変貌の年からB'zにハマるようになった。
去っていたファンとは逆にハードロックに変わった途端によく聴くようになった。
最大の理由は自分本位になるのだけど自分が声が高いのでB'zの曲が歌いやすい方こと、そして稲葉の声がスポーツに例えるなら走り高跳びやマラソンなどの限界への挑戦をしているようですごく楽しいのだ。いまでも
声への限界、稲葉の歌の声の高さはなんとか出せるがレッドツェッペリンのボーカルの人の全盛期の声は無理!あれは化け物だ。
ギターの人がインタビューでもし「声の高さの大会があれば金メダルを取るだろう」と書いてあるのをどこかで見たがぼくもその通りだと思った。
B'zの曲で声が高い曲はたくさんあるのだけどもやはり最初にB'zに惹かれてたキッカケの曲Don't Leave Meをあげたい
Mステとライブビデオを何回も見てこの曲すごい難しいぞ!とワクワクしたことをいまでも覚えている。
曲も物語に近く実話や本音が入っている本当に思った心の叫びに当時ぼくは思っていたしそう聴こえた。
この歌の主人公はぼくの創造ではライブを年間100回くらいやって地方回りをして家を顧みなかったのではないだろうか。
惜しくない きみを失っても 本気で思った
きみが去っていてから思ったのかそれとも
ライブに行くことできみが去っていても、それでもぼくは音楽を選ぶということだろうか。
幸せの絶頂から坂道を転げ落ちていく心境だったのだろうきっと
B'zの曲の中に東京という曲があるが詩の中に
成功の匂いに誘われるまま いつまでも そのままのきみの優しさ重く
という歌詞があるが成功して行く中で彼女の理想を叶えてやることはできない
私と仕事どっちが大事なの状態の板挟みにずいぶんと悩んだのではないだろうかこの詩の主人公は?
コイン一つで片がつくこれはいままで2人のこれまであった事、思い出さえもお金で解決できてしまうという虚しさを表現しているように聞こえた。
別れを決断したきみがかける優しい言葉も宙に消えるようになにも感じられない呆然としているような状態だろうか。
思い出はいつも 綺麗な花びらみたい
散る花びらを綺麗と見上げていた2人の思い出が何回も弄ぶように浮かんできて間抜けな心が追い込むという感じだろうか、
Don't Leave Me「私を置いていかないで」
僕を許してくれていたのはきみしか居なかった
It's Too late.「遅すぎた」
僕を包んでくれる女性は本当にもういない
きみの代わりは身を切り血流してももういないとぼくは解釈した。
似たようなこと何度を繰り返して
こんなに胸が痛いのにいつか忘れる
人生を振り返る
この気持ちは誰でも経験したことがあるのではないだろうか。
Don't Leave MeはB'zファンになった始まりの曲なので僕には非常に思い出深い曲なのだ。
何回も練習して声が上擦らず出せたときはヨシやった!と思ったものだ。